アンティークのスムーズな輸入手続きのために

ポイントは「書く」「貼る」「撮る」の繰り返し

税関検査の最も基準となる書類である、インボイスとパッキングリスト。この2点の書類がいかにしっかりと出来ているかが、通関のスピードを左右します。「パーチェスノート」とは弊社でそれらの書類を作成する際に原稿となる非常に重要なものです。多少面倒かもしれませんが、以下の点に注意しながらご記入ください。

ステップ1:「書く」 〜 パーチェスノートの記入 〜

マーケットで陶製のティーセット(ソーサー5つ、ポット1つ)と銀製のキャンドル、ガラスでできた小物入れ20個、木製の椅子1脚と革貼りソファ1つを購入したとします。その際の記入方法は以下のとおりです。

Item No.
No. of pieces
Description of goods
Materials
Value
1
6 piece
1 TEA SET (5 x saucer, 1 x pot)
CHINA
£120
2
1
CANDLE STAND
SILVER
£300
3
20
ACCESSORY POUCH
GLASS
£70
4
1
CHAIR
WOODEN
£20
5
1
SOFA
LEATHER
£200

 

ティーセットなどのように商品としてセットで成り立つものはまとめる。小物いれ20個のような同じものはまとめる。でも、木製の椅子と革張りのソファなどのように商品として異なるものは、ジャンルが同じであっても別のものとして扱ってください。

1枚のパーチェスノートに複数の店舗で購入したものを記入しないように注意してください。また、1つの店舗で複数枚にまたがるパーチェスノートができた場合は、他のものと混ざらないように注意してください。

Item No. は「通し番号」で記入します。例えば最初の店舗でItem No.が「5」まで行ったとします。その場合次の店舗では「6」から始めます。

DescriptionやMaterialsが判らなければお店の人に書いてもらうのもよいでしょう。店舗名や連絡先を忘れずに記入してもらいます。

ステップ2:「貼る」 〜 対応するナンバーをふったラベルを貼る

リストに対応する番号をふっていくパーチェスノートの作成と決済が済んだら、ラベルにItem No.を記入して、対応する商品に貼り付けていきます。後ほど弊社が商品をピックアップする際の目印となりますので、剥がれることのないようにご注意ください。

ステップ3:「撮る」 〜 商品とラベルが入るように撮影 〜

ラベルが入るように商品を撮影するラベルを貼ったら、カメラで撮影します。商品とラベルが一緒に写るように注意しましょう。撮影したデータは帰国前に弊社の担当へお渡しください